とある友人の言葉。『人生は有限だなって気が付いたんだよね。だから今やらないと。』
その友人は葬儀屋で以前アルバイトをしていたようだ。そのときに人生は有限であることを強く感じたそうだ。彼は葬儀屋のアルバイトまで『人の死』というものに触れたことがなく、葬儀屋のアルバイトをきっかけに時間に対する考え方が変わったと話していた。
どんな人にも1日は24時間あり、1年は365日であるという事実は変わらない。そして日本人であれば、平均寿命は男性で81歳、女性で87歳(2022年、厚生労働省)である。この事実を知りながらも、大多数の人は漫然と時間を過ごしているように思う。
土日も含めて毎日どんな日も120%で活動し結果を求めるということは、人間である以上無理なのかもしれない。しかし、人生にはここぞという勝負の場面が何回か存在する。いわゆる『勝ち組』に入る人はその瞬間を決して見逃さず、例えそれが小さな一勝であっても手中に収める一方で、その瞬間ですら無為に時間を過ごす人もいる。ここが勝負の分かれ目なのだろう。結局、人生はこの判断と行動の連続で形作られるように思う。
10代、20代あるいはその前から蓄積されたこの差は30代、40代、50代になってからでは取り返しのつかない差になっていることもある。もしそうであるならば、もしその差を取り返せる立場に今いるならば、もし状況を好転させたいならば、答えは自ずと決まってくるだろう。
人生は有限である。この限られた時間を皆さんはどうやって使っていくのか。ここが勝負の分かれ目だろう。