自分の将来をイメージできるだろうか。今から10年後、20年後という未来を考えたとき、果たして今の自分は未来の自分に近づくための正しい行動や考え方ができているだろうか。
『未来は不確実性が高いので未来のことを考えても意味がない』という人がいるが、自分はそう思わない。少なくとも自分は『現在の自分は過去の積み重ねで作られ、未来の自分は現在の自分の積み重ねで作られる』と信じているからだ。もちろん現在の自分だけで未来が100%作られるとは思っていないが、自分の努力で未来を良い方向に変えられる可能性は高いと思う。
このように考えると、10年後、20年後に自分はどうなっていたいのか?という理想の未来に対して、未来の自分に誇りを持てる選択と行動を今から実際に行うことが大切に思う。であるならば、少なくとも今何もしないという選択や手を抜いて準備をするという考え方には至らない。
仮に、自分がもし10年後、20年後に外科医として多くのがん患者を救いたいという未来を夢見ているならば、その未来と今の自分の選択と行動は正しく合致しているのかを考えるべきだろう。もし今あなたが高校生ならば、明日急に外科医になることはできないが、今やるべき最優先事項は勉強に勉強を重ね、医学部に合格するという医師(外科医)として最初のスタート地点に立つ権利を得ようと努力することではないだろうか。決して毎日YouTubeやインスタグラムを見て時間を浪費することではないはずである。
多くの人は頭ではわかっていても実際の選択と行動を正しくとれない。ゆえに、次から次に本来の夢とは異なる目標を掲げ、自分に都合の良い言い訳を創造する。繰り返しになるが、もし本当に10年後、20年後になりたい自分があるならば、それに向かって今できることを黙々とこなす。それができるかできないか、小さな積み重ねの毎日が大きな差となる。特に若いころの経験や努力の差は、まさに10年後、20年後に取り返しのつかない大きな差になることも多い。
『10年後、20年後にどうなっていたいのか?』未来の自分に誇りを持てる選択と行動をとれているのか、今まさに試されている。