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4/11/2025 9:30:00

Case206.中学までの勉強と高校の勉強を同一視しない

eyecatch
勉強法

新年度になった。多くの学生は学年が一つ上がり、心機一転フレッシュな気持ちで春を迎えているだろう。今日は主に、この春から新高1生になった学生やその保護者にぜひ読んでほしい内容だ。

中学までの勉強と高校の勉強は質・量ともに全く異なる。これまでの勉強とこれからの勉強を同一視してはいけない。残念ながら、中学までは神童だったのに高校では落ちこぼれになったというのはよくある話で、仮に神童だった中学までの勉強量・質を仮に1とすると、高校でも同等以上の成果を得ようとするならば10は必要となることを自覚しなければならない。

特にその違いを感じやすいのは、数学と英語だろう。中学までは何のつまずきもなかったのに、高校で急にわからなくなるのも数学と英語だと答える人が多い。数学は実際の数以外にも抽象的な概念を扱い、英語は膨大な文法や構文、単語や熟語力が求められ、文章自体の内容も理解しにくいものが出題される。

こういった違いがあるのだから、中学までの勉強法と同一の方法で高校の勉強がうまくいくという保証はない。ゆえに、中学までの勉強では万事順調だったのに、高校では太刀打ちができなくなるというのは、よく経験する事実である。

また、少しずつ学生側の心も体も大人へ成長している。小学生や中学生までは親の言われたことを言われたように、ある意味ロボット的に勉強をしていた(させられていた)としても、高校生くらいの年齢になると、彼ら・彼女らも思春期や強い自我の芽生えなどを迎え、親に『勉強しなさい』と一方的に上から言われてもむしろ反感を買うだけになる。

このようなとき、親であれば学習の環境を整えることに焦点を当てるべきで、真に必要なことを塾の先生に言ってもらう、やってもらうという工夫も有効である。親に言われてもムッとなるだけでも、信頼できる他人に言われると冷静に受け止められるパターンは非常に多い。

これから学習が本格化する。その準備はできているか。

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