現在(2024年8月4日時点)、パリオリンピックが進行中である。多くの感動を生んだ前回の東京オリンピックから早くも4年が経過し、パリの地で世界のトップアスリート達がしのぎを削り世界一を争っている。今日はそんなオリンピックから、オリンピック憲章、オリンピックの3つの価値について、公式ホームページより引用する形で掲載したいと思う。決してプロアスリートではない多くの我々も、そこから学ぶべきことがあるのではないかと思うのだ。
オリンピックの価値オリンピックの3つの価値(オリンピック・バリュー)「卓越(Excellence)」「友情(Friendship)」「敬意 / 尊重(Respect) 」は、オリンピック憲章に表現されている価値観を現代的な言い方で表したものです。
オリンピックの価値は、オリンピック競技大会やアスリートだけのものではなく、多くの人々が共有し、わたしたちの日常で活かすことができるものです。さらに、こうした考え方があるからこそオリンピック競技大会には価値があります。
卓越 (Excellence)
スポーツに限らず人生においてベストを尽くすこと。大切なのは勝利することではなく、目標に向かって全力で取り組むことであり、体と頭と心の健全な調和をはぐくむことである。
友情(Friendship)
スポーツでの喜びやチームスピリット、対戦相手との交流は人と人とを結び付け、互いの理解を深める。そのことは平和でよりよい世界の構築に寄与する。
敬意 / 尊重(Respect)
互いに敬意を払い、ルールを尊重することはフェアプレー精神をはぐくむ。これはオリンピック・ムーブメントに参加するすべての人にとっての原則である。
オリンピックの教育的価値オリンピズム、オリンピック憲章には「努力から得られる喜び(Joy of effort)」「フェアプレー(Fair play)」「他者への敬意(Respect for others)」「向上心 (Pursuit of excellence)」「体と頭と心のバランス(Balance between body, will and mind)」の5つの教育的価値が含まれます。
努力から得られる喜び(Joy of effort)
スポーツで自分自身の限界に挑み、相手に挑戦することで、若者は体力、行動力、知力をはぐくむ。
フェアプレー(Fair play)
スポーツを通じてフェアプレー精神を学ぶことは、社会においてフェアプレー精神に即して行動することを促す。
他者への敬意(Respect for others)
さまざまな文化の中に生きる世界の若者が多様性を受け入れ、互いに尊敬することを学び平和的な態度をとるとき、平和と国際的な相互理解は促進される。
向上心 (Pursuit of excellence)
卓越したものに目を向けることは、若者に前向きで健全な選択を促し、同時に可能な限りベストを尽くそうとする努力の大切さを教える。
体と頭と心のバランス(Balance between body, will and mind)
学びは体全体で行われるものであり、単に頭で行われるものではない。身体的な活動は、道徳的かつ知的な学びを発展させる。